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序章 第十六話「不気味な静寂」

مؤلف: 鈴谷凌
last update تاريخ النشر: 2026-04-14 13:59:07

 エルキュールがアマルティアと対峙していた一方、ヌール広場にて騎士の協力を得たグレンは、崩壊した街に逃げ遅れた市民の捜索をしていた。

 あれからしばらく経ったが経過としては順調で、幾人かの市民を救助することが出来ている。

 そして、今この瞬間にも――

「危ねえ――!」

 目の前でまさに倒壊しようとしている家屋の下、転んで足元を挫いたと思しき女性とそれを心配そうに見つめる少年がいるのをグレンは発見した。

 その光景を目撃するや否や、グレンは考えるよりも早く親子に降りかかっていた瓦礫に向けて、銃大剣に備わる銃砲から火球を放出する。

 火球の威力により、瓦礫は親子に直撃する前に塵と化した。そのことを確認したグレンはひとまず胸を撫で下ろし、彼らの無事を確認する。

「大丈夫か? 怪我とかしてねえか?」

 グレンに声を掛けられたところで、ようやく窮地を脱したことに気づいた二人の緊張が緩む。

 少年の方は堪えていたものが弾けたのか、女性に抱きつき胸に顔を寄せて咽び泣いていた。女性は泣き出してしまった少年の背中を優しく撫でて宥める。どうやら二人は親子であるようだった。

「ええ、おかげさまで何ともあり
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